こんにちは。池田です。 アキバタマビ21での展示に伴い、ゲストを招いてのトークが必須ということで、第一弾は私が最近お仕事で知り合った絵本作家の長谷川あかりさんとの対談です! ゲストプロフィール 長谷川あかり イラストレーター・絵本作家 多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業 広告制作会社・雑貨デザイナー・キャラクターデザイナーをへてフリーランスに 世界観やストーリーの見える絵作りを心がけています。 https://hasegawaakari.com/work では早速トークスタートです! 以下、池田⇨池、長谷川さん⇨長 池 今日はお忙しい中ご来場いただきありがとうございます! まずは展示のご感想からお話に入っていければと思います。 長 普段私は具象的なものを描く事が多いので、今回展示されていたみなさんはゼロから空想した空間や人物、キャラクターなどを制作されていてすごい面白い!と思いました。刺激的でした。 池 ありがとうございます!今回の展示のテーマが「ここではないどこか」なので、何も考えず好き放題できて楽しかったです。 長 池田さんの展示作品は色々な場所を描いていますが、イメージの元となる場所はあるんですか? 池 特定の何かが頭の中にあって描き始めるというよりは、モチーフをたくさん描いてPhotoshopで組み合わせていって空間を作るという事が多いです。 私は長谷川さんの絵の奥行きや温かみがとても好きです!アナログにこだわりがあるのでしょうか? 長 ありがとうございます! ペンタブだと描けないタッチがアナログでは描けるので、これからもできる限りアナログで描いていきたいです。逆にデジタルだからこそ表現できる色使いもあるので、手段として使い分けています。 池 今日は長谷川さんの絵本を持って来ていただきました! 池 (内容について)空の太陽ではなく、水面に映った太陽を掬うというのが面白いですね!水面にある太陽になら手が届きますね。あと食べ物の描写が、ふわふわそうだったり、ツルツルゼリーっぽかったり、温度感まで感じ取れてとにかく美味しそうです! 「お日様を入れたドーナッツを食べると目が覚める」とか「雲を入れすぎたドーナッツは食べたら浮いちゃう」とかアイデアも面白いですよね!ストーリーの作り方などお聞きしたいです。 長 興味のある事柄を元に、こんなことあったら楽しいなあというのを想像して作っています。好きなものについて考えているとアイデアが浮かぶことが多いです。あとは現実世界にはないけど、もしかしたらあるかもと思えるくらいの世界観で描くようにしています。 池 なるほど!結構スラスラ出てくるほうですか? 長 そんなことないですよ。 池 アイデアが浮かばなくなった時とかはどうしてますか?あとインプットのお話も聞きたいです。 長 アイデアが浮かばなくなったら一回考えるのをやめています。時間をおいて、場所を変えて考え直したり。 インプットは、図書館で絵本を読んだり、子供番組や教育番組などを見ています。教育番組は表現もグラフィカルで可愛いですし。あとは街なかの子供達を観察したり、子供のいる友人に子供の好きなものを教えてもらったりしています。 池 へ~。最近は大人向けの絵本などもありますが、子供向けを選んでる理由などあるんですか? 長 そうですね...子供は読んでいて面白いことを考えてくれそう。「そんなことないだろ」と冷静になってしまいそうなところを、のめり込んでついてきてくれそうだなと思っています。 池 確かに、子供の頃絵本を読んでいる瞬間って、本当にその世界にワープしていました。 長谷川さんは子供の頃から絵は描いていたのですか? 長 そうですね。小さい頃からから絵を描くのが好きで、ずっと描いてきたという感じです。 池 今あるキャラクターたちも、幼少期から存在していたのですか? 長 小学生のときはもっとくだらないキャラクターを描いていました。うんちのキャラクターとか。(笑) 池 そうなんですね。(笑) 私もくだらないものを作りたいと思っているので、そういうところは共通していますね。 最初から絵本作家になろうと思っていたのですか? 長 最初はイラストレーターや漫画家になろうと思ってました。高校生くらいから絵本作家を志しましたね。池田さんはどうですか? 池 私は何になりたいとかはずっとないですが、はじめてアニメを作ったときって意味分からない動きになるじゃないですか。 長 なりますね。アニメーションは難しいので、私の場合今作っても意味わからなくなると思います。(笑) 池 その意味分からないアニメを見て周りが笑ったのが嬉しくて、もっと面白い動きを作りたい!と思って現在まで続いています。 池田 2016年制作アニメ
池 話は変わりますが、コロナ以前以降で変わったことなどありましたか? 長 コロナ以前は、よく趣味の雑貨屋さん巡りをしていましたが、コロナ後は頻度がだいぶ減りましたね。その分ほとんど家で過ごしていたので、制作時間は増えました。緊急事態宣言のときは、午前中は人気のない所を散歩して、午後から制作するという過ごし方をしていて、今までより体調がいいくらいでした。 池 太陽を浴びるのは大事です。私は緊急事態宣言の時は外に出れないストレスで、制作ペースは落ちました。創作意欲がわかない時とかはどうしてますか? 長 創作意欲が湧かない時は無理に描かないです。でも基本的に描きたいタイプなので、ちょっとお休みしたいなとかはありますけど、描いてた方が落ち着きます。 池 あぁ素晴らしい、理想的です。これじゃダメなんじゃないかとか落ち込んでいくこともないですか? 長 あります。でもやるしかない!と思っています。 池 強いですね。確かに私も今まで、無理矢理手を動かしてみることでしか解決してこなかった気がします。 長 やり始めちゃえばできるんだって思うようにしています。笑 池 大切です。 以上長谷川さんとのトークでした! ありがとうございました! ☆締めの言葉☆ この記事は、録音した会話を聴きながら書き起こしたのですが、自分は人と話す時こんな喋り方をしてるのかぁと、最初気分が悪くなりました。得意のAfterEffectsで音声を加工したものを聴きながらやろうっかなとも思いましたが、やめました。声の問題ではない気がしたからです。なんか私は自信なさそうに自分の意見を言うのが気にくわないと気づいたので、これからは強くハキハキともっとペースを上げて会話を楽しめたら、と思います。よろしくお願い致します。 池田 Comments are closed.
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